映画「スクリーム」を紹介します。
作品の魅力や感想を多少のネタバレありでまとめていますので、「スクリーム」が気になる方はチェックしてみてください。
『スクリーム』のあらすじ
映画「スクリーム」(1996年)は、ホラーとコメディ要素を融合させたサスペンススラッシャー映画です。物語は、カリフォルニア州の小さな町で起こる連続殺人事件を中心に展開します。
主人公の女子高生シドニー・プレスコットは、母親の殺害から1年後、友人たちとともに正体不明の殺人鬼「ゴーストフェイス」に狙われます。ゴーストフェイスはホラー映画の知識を利用して被害者を挑発し、予測不能な方法で襲いかかります。シドニーとその仲間たちは恐怖と戦いながら、犯人の正体と動機を突き止めようとします。
この映画は、ホラー映画のクリシェをパロディしながらも斬新な恐怖を生み出し、ジャンルに新たな命を吹き込んだ名作として評価されています。
『スクリーム』の魅力とは?
「スクリーム」の魅力は、ホラー映画でありながら少しコメディ要素も含まれているところ。ホラー映画のありきたりな設定や常套句をパロディしつつ恐怖を与える手法はお見事です。緊張感の緩急が心地よく、物語にはスピード感もあって終始ストーリーに引き込まれます。
例えば、恐怖に駆られた女性が絶対に走ってはいけない方へ逃げたり、「どこにいるの?」と怯えながらキョロキョロするすぐ後ろに犯人がいたり。観客が思わず「後ろ後ろ!」と叫びたくなる演出はホラー映画あるあるですが、その王道パターンをわざとらしくなく演出に組み込んでいます。
それを「ありきたり〜」って思わせず、「そうそう!ホラー映画ってこれよね!」とみている側に思わせるのが「スクリーム」の良さではないでしょうか?かなり残酷な描写もありますが、ホラー映画あるあるを楽しみながら観れるあたり、ホラー初心者でも視聴しやすい作品かと思います。
「スクリーム」の見どころと印象的なシーン
ここからは「スクリーム」のみどころや印象的なシーンを多少のネタバレありで紹介します。
随所に散りばめられるホラー映画あるある
序盤から掴みはばっちり!ドリューバリモアが衝撃的な最期を迎えますが、ホラー映画あるあるをふんだんに詰め込んだ演出で終始ハラハラして引き込まれました。
ホラー苦手な私としては「これ、観れるかな?」と心配になりましたが、「でもこの緊張感のある演出は好きかも!」と続きを視聴してしまいました。
さらに、音の使い方もGood!殺人鬼が出てきた時にお約束の「ダン!」みたいな大きな音はめちゃくちゃビビりますが、ハラハラ感に程よくマッチするスパイスって感じ。ホラー映画あるあるを「わざとらしく」散りばめながらも引き込まれる演出はクセになりますよ。
スリル満点な追跡劇
突然ゴーストフェイスが現れる、スリル満点な演出も魅力のひとつ。突然ゴーストフェイスが背後に立っている恐怖はもちろんのこと、電話中の登場人物の背後でゴーストフェイスがするりと部屋に入ってくるといった、「あー!もう助からない〜!!」って気持ちになる演出がめっちゃ怖い。
個性豊かな登場人物
出演するメインキャラの人数も程よい。あんまり多すぎると「え?この人誰?」となりますが、それぞれのキャラが濃いので覚えやすく、ちょうど良い人数でした。
あんまりキャラが薄いと犯人が「私がやったのさ!」って出てきた時に「いや、誰?」となりますが、それぞれ個性が強いのでそんなこともなく。犯人は「結局お前やったんかい」って人物でしたが、最後まで分かりそうで分からない演出もよかったですね。
『スクリーム』の視聴方法
「スクリーム」の視聴はU-NEXT・Amazonプライムビデオ・Rakuten TVがおすすめ。
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まとめ|ホラー初心者でも視聴しやすい作品
ホラー映画ながら登場人物たちが「ホラー映画あるある」を皮肉る演出が斬新な作品でした。2024年時点で全6作品公開されている人気作なだけあり、上質なホラー映画という印象です。
殺人鬼に襲われる際のグロい演出は要注意ですが、友達や家族と一緒に「後ろ後ろ!」とかツッコミながらワイワイ楽しんで視聴するのにぴったりな作品です。
ホラー苦手な人も、この映画は一見の価値あり!ぜひチェックしてみてくださいね。
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